2014年4月に消費税率が5%から8%に上がった以降、住宅購入者の経済的な負担軽減を狙った「すまい給付金」制度が実施されています。

これは住宅ローンを利用して新たに住宅を購入する場合は年収510万円以下の人に最大30万円に現金を給付するもので、今後、消費税率が10%に上がる際には年収775万円以下の人に最大50万円を給付するものです。50歳以上であれば現金でマイホームを購入された際も給付の対象となります。

 

 

この給付制度は中低所得者は所得税・住民税の納付額が少ないため、住宅ローン控除を活用しきれないものに対応した制度です。住宅ローン控除は納めた所得税・住民税が還付されるものであり、納めていない税が還付されるものではありません。これはどういうことかというと、2014年4月以降に住宅を購入した場合の住宅ローン減税は毎年最大40万円であり、年収500万円既婚でお子さんが1名のご家庭ですと、年間の所得税・住民税は30万円程度ですので、住宅ローン残高がいくらあっても、住宅ローン減税の還付は納めた30万円までとなります。

 

すまい給付金は住宅購入者自身、もしくは住宅事業者による代行申請が必要となります。

 

住宅ローン減税はもちろん、すまい給付金制度も最大限活用し、マイホーム購入を検討されてはいかがでしょうか?