りそな銀行、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行を傘下に持つ、りそなホールディングスが11月11日に2017年3月期の上半期の決算を発表しました。

当期利益が前年同月13.1%増の969億円となり、マイナス金利政策による利ざや縮小で減益決算となっているメガバンクとは対照的な決算となりました。

決算時に発表された決算ハイライトにおいては同グループの住宅ローン関連の情報も発表されていますので、ご紹介したいと思います。

出典;りそなホールディングス

 

2017年3月期上半期(2016年4月から9月)でりそなホールディングス傘下の銀行合計で5600億円の住宅ローン実行額があったことが、左のグラフより分かります。

月当たり1,000億円近い貸し出しであり、前年比で30%以上も貸し出しが伸びており、マイナス金利政策により住宅ローン借り換えブームがりそなホールディングスにも大きく影響していたことが分かります。

表の右側では、りそなホールディングス傘下の銀行合計の住宅ローン残高が分かります。対前年比で2.1%増えており、傘下の銀行から他行への借り換えを加味しても、2000億円の住宅ローン貸し出し残高増があったことが分かります。

 

住宅ローン実行額に関しては、ネット専業銀行の住信SBIネット銀行が定期的にその数字を発表しており、2016年では2ヶ月ごとに1,000億円の貸し出しをしています。今後ともメガバンク、地銀、ネット専業銀行が入り乱れた住宅ローンユーザー獲得合戦が続きそうです。

 

日銀のマイナス金利政策は、ゼロ金利政策への受け継がれていますが、歴史的に見て、極めて低金利な水準で長期金利・住宅ローン金利が推移している状況は変わりません。

ぜひこの機会を生かし、住宅ローンの借り入れ・借り換えを検討されてはいかがでしょうか。

 

なお、りそな銀行の「WEB申込限定のりそな借りかえ住宅ローン」を徹底解説した、記事はコチラです。