ソニー銀行は毎月中旬(16日)頃に翌月の住宅ローン金利を発表することで有名です。

ソニー銀行の住宅ローンには、変動金利から固定金利に金利タイプを変える事ができるサービスがありますが、毎月中旬に来月の金利を発表することで、利用中の顧客の金利の切り替えのことも考えている、と言われています。顧客満足度で9年間も1位を取る銀行はさすがですね。申し込もうとする人だけでなく、利用中の人のこともしっかりと考えている住宅ローンです。

 

さて、本日はソニー銀行の住宅ローン金利の仕組みに着目しました。一般的な銀行では、0.05%単位程度金利を上げ下げしたり、他行の金利より0.001%低い金利を明らかに狙っているような動きをするところが大半です。人為的・意図的に金利をコントロールしていると思われる動き方ですね。それが、ソニー銀行は小数点以下3桁まで、他行の動きなどは全く気にしているふしもなく、毎月毎月、淡々と金利に変動があります。一般的にここまで細かい桁まで毎月変動されるような場合、明確な指標を持ちその指標に連動させて金利を決定しているケースが多いので、ソニー銀行が参照している指標を把握できれば、ソニー銀行の住宅ローン金利発表の予測ができるのではないか、と思いチャレンジしてみました。

 

最初に検証を考えてみたのが、LIBOR(LONDON InterBank Ofeered Rate)に連動しているとの噂です。検証途中で作成したグラフが以下です。どうなのでしょうか。2007年1月~2016年1月のLIBOR JPYとソニー銀行の金利の推移データなのですが、確かに連動しているようにはみえます。

sony_libor

変動金利は固定された状態ですので、特に変動金利以外に目を移すと確かに連動している可能性はありますが、もう少し連動ルールを発見しないと皆様の参考になる精度で金利を予想するのは難しそうですね。そんな簡単に法則は見つからないという事ですね。続きはまた次回以降に・・・。

 

さて、結果的に2007年1月以降のソニー銀行の住宅ローン金利をご覧いただくことになりましたが、いかがだったでしょうか?ソニー銀行の住宅ローンが過去最低金利をまさに続けていることが改めて確認できますね。

 

ソニー銀行の住宅ローンは、住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、イオン銀行といったソニー銀行よりも後発の銀行の住宅ローンへの参入の影響を受けていますが、それでも非常に高い人気を誇っている住宅ローンの1つです。

こちらのページにソニー銀行の住宅ローンの特徴をご紹介していますので、ご参考ください。